初めての車検で不安な方!
【車検ってなに?】
車検は、自動車が道路運送車両法で定められた保安基準を満たしていることを確認する検査です。2年に1回、すべての車(軽自動車、普通自動車、二輪車、貨物自動車、バスなど)を受ける必要があります。
車検を受けずに公道を走ると、道路交通法違反となり、罰則を受けます。
1. 車検の流れ
車検には、以下の4つのステップがあります。
1. 車検予約
車検工場(ディーラー、整備工場、民間車検場など)に予約します。
2. 車検に必要な書類を準備する
- 車検証
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車の場合は、軽自動車税納税証明書
3. 車検工場へ車を持っていく
予約した日時までに、車と必要な書類を車検工場へ持っていきます。
4. 車検を受ける
車検工場で、外観検査、灯光検査、排気ガス検査、ブレーキ検査、下回り検査などの検査を受けます。
検査に合格すれば、新しい車検証が発行されます。
2. 車検の費用
車検の費用は、車種、検査場所、整備内容によって異なりますが、一般的には数万円~十数万円程度です。
費用内訳は以下の通りです。
- 法定費用
- 自動車検査手数料(軽自動車:1,800円、普通自動車:3,700円)
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 基本点検整備費用
- エンジンオイル交換
- ブレーキオイル交換
- タイヤ交換
- ワイパーゴム交換
- その他、車種によって必要な整備
- オプション整備費用
- エアコンガス補充
- ワックス掛け
- 車内清掃
- その他、希望する整備
3. 車検に関する豆知識
- 車検切れの状態で車を運転すると、2万円以下の罰金が科せられます。
- 車検の有効期限は、車検証に記載されています。
- 車検を受ける前に、車の点検整備をしておくことをおすすめします。
- 車検代金は、ローンで支払うこともできます。
【車検代をなるべく抑えるコツ】
車検代は、業者によって大きく異なります。複数の業者から見積もりを取ることで、相場を知ることができます。
見積もりを取る際には、以下の点に注意しましょう。
- 法定費用と基本点検整備費用の内訳を明確にしてもらう
- オプション整備費用の必要性を確認する
- 代車が必要かどうか確認する
見積もりは、電話やメールだけではなく、必ず書面で残しておきましょう。
2. 自分でする整備は自分で行う
車検には、法定点検整備とオプション整備の2種類があります。法定点検整備は、すべての車検工場で実施されますが、オプション整備は任意です。
エンジンオイル交換やワイパーゴム交換などの簡単な整備は、自分で行うことで費用を節約できます。
**ただし、車の整備には知識と技術が必要となります。**自信がない場合は、無理に行わずに車検工場に依頼しましょう。
3. 格安車検業者を利用する
近年は、格安車検業者が続々と登場しています。これらの業者は、独自の工夫によって費用を抑えているため、**一般的な車検工場よりも安く車検を受けることができます。
格安車検業者を利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 実績や評判を確認する
- 保証内容を確認する
- 実際に店舗を訪れてみる
格安車検業者の中には、粗悪な整備を行う業者もいるため、慎重に業者を選ぶ必要があります。
4. 車検時期をずらす
車検時期は、誕生日月の前後1ヶ月間です。この期間であれば、いつ車検を受けても問題ありません。
繁忙期(3月、9月)は、車検代が高くなる傾向があります。繁忙期を避けて車検を受けることで、費用を節約できます。
5. 車検代ローンを利用する
車検代は、車検代ローンを利用して支払うこともできます。車検代ローンは、金利が低い場合が多いので、まとまったお金を用意できない人におすすめです。
車検代ローンを利用する際には、金利や返済方法をよく確認しましょう。
【車検でチェックする項目は、大きく分けて以下の4つです。】
1. 外観検査
- 車体の状態
- 灯火類の状態
- ナンバープレートの状態
- タイヤ・ホイール状態
- バンパー・ワイパーの状態
- ガラス・ミラーの状態
- シートベルトの状態
2. 灯光検査
- ヘッドライト
- ロービーム
- ハイビーム
- フォグランプ
- リアライト
- ブレーキランプ
- ウィンカー
- バックランプ
3. 排気ガス検査
- 排気ガスの量
- 排気ガスの成分
4. ブレーキ検査
- ブレーキの効き
- ブレーキペダルの踏みしろ
- パーキングブレーキの効き
これらの検査に合格すれば、新しい車検証が発行されます。
車検でチェックする項目の詳細
以下は、車検でチェックする項目の詳細です。
1. 外観検査
- 車体の状態:サビ、キズ、ヘコミなどがないか
- 灯火類の状態:レンズが割れていないか、電球が切れていないか
- ナンバープレートの状態:曲がっていないか、汚れていないか
- タイヤ・ホイール状態:空気圧が適切か、溝が十分にあるか、キズやひび割れがないか
- バンパー・ワイパーの状態:変形していないか、ゴムが劣化していないか
- ガラス・ミラーの状態:割れていないか、欠けたりしていないか
- シートベルトの状態:切れていないか、金具が破損していないか
2. 灯光検査
- ヘッドライト:光軸がずれていないか、明るさが十分か
- ロービーム:地面を十分に照らしているか
- ハイビーム:遠くまで照らしているか
- フォグランプ:悪天候時に視界を確保できるか
- リアライト:後続車に視認できるか
- ブレーキランプ:後続車にブレーキの作動を知らせることができるか
- ウィンカー:方向転換を知らせることができるか
- バックランプ:後退時に後方を照らしているか
3. 排気ガス検査
- 排気ガスの量:法定値を超えていないか
- 排気ガスの成分:一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などが法定値を超えていないか
4. ブレーキ検査
- ブレーキの効き:十分な制動力があるか
- ブレーキペダルの踏みしろ:適切か
- パーキングブレーキの効き:車が動かないか
車検は、安全運転をするために必要な手続きです。
車検について理解し、早めに準備しておきましょう。
車検に関する疑問点は、車検工場や自動車整備士に相談しましょう。
【車検はディーラーだけじゃない?民間工場のメリット・デメリット徹底比較!】
車検というと、多くの人が「ディーラーで受けるもの」と考えているのではないでしょうか?
しかし、近年は民間工場で車検を受ける人も増えてきています。
民間工場には、ディーラーにはないメリットがたくさんあります。
しかし、デメリットも存在します。
そこで今回は、車検におけるディーラーと民間工場のメリット・デメリットを5,000文字で詳しく比較解説します。
1. ディーラー車検のメリット
- 安心感:国家整備士が丁寧に整備してくれるので、安心感が高い
- 純正部品を使用:修理や交換には、純正部品を使用してくれる
- ワンストップサービス:車検から納車まで、すべてディーラーで完結できる
- 車検後のサポート:車検後の点検やメンテナンスも、ディーラーで受けられる
2. ディーラー車検のデメリット
- 費用が高い:民間工場に比べて、費用が高くなる傾向がある
- 時間がかかる:予約が取りづらく、作業時間も長い
- 営業がある:車検以外にも、不要なオプションなどを勧められることがある
3. 民間工場車検のメリット
- 費用が安い:ディーラーに比べて、費用が安く済むことが多い
- スピーディー:予約が取りやすく、作業時間も短い
- 柔軟な対応:車検内容や時間帯などを、柔軟に相談できる
4. 民間工場車検のデメリット
- 不安感:整備士の技術や経験が、ディーラーに比べて劣る場合がある
- 非純正部品を使用:修理や交換に、非純正部品を使用される場合がある
- ワンストップサービスではない:車検後に不具合があれば、自分で修理工場を探す必要がある
- 車検後のサポート:車検後の点検やメンテナンスは、別途依頼する必要がある
5. どちらを選ぶべき?
車検は、ディーラーと民間工場のどちらを選ぶべきでしょうか?
一概にどちらが良いとは言えません。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分のニーズに合った方を選ぶことが大切です。
以下は、それぞれの工場が向いている人の例です。
ディーラー車検が向いている人
- 安心感や利便性を重視する人
- 純正部品にこだわりたい人
- 車検後のサポートを充実させたい人
- 新車を購入したばかりの人
民間工場車検が向いている人
- 費用を抑えたい人
- スピーディーに車検を受けたい人
- 柔軟な対応を求める人
- 自分で整備を行うこともある人
6. 民間工場を選ぶ際の注意点
民間工場を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 国家整備士がいるか
- 整備工場の設備が充実しているか
- 過去のユーザーの口コミや評判
- 車検費用や見積もりの内容
- 保証内容
車検は、安全運転をするために必要な手続きです。
ディーラーと民間工場のメリット・デメリットを理解し、自分に合った方を選びましょう。
【車検場でスムーズに手続き!持ち物リスト】
車検を受けるためには、必要な書類を準備する必要があります。
車検場でスムーズに手続きするために、必要な持ち物リストと注意事項を説明します。
1. 持ち物リスト
- 車検証
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車の場合は、軽自動車税納税証明書
- 車検工場で発行する「車検申請書」
- 手数料
上記は基本的な持ち物リストです。
車検工場によっては、
- 自動車検査証返納証明書
- 自動車損害賠償責任保険(任意保険)の証明書
- 点検整備記録簿
などの追加書類が必要になる場合があります。
車検を受ける前に、車検工場に確認しておきましょう。
2. 手数料
車検の手数料は、以下の内訳になります。
- 自動車検査手数料
- 軽自動車:1,800円
- 普通自動車:3,700円
- 自動車重量税
- 車種や排気量によって異なる
- 自賠責保険料
- 車種や使用期間によって異なる
車検費用は、車種や整備内容によって異なりますが、一般的には数万円~十数万円程度です。
車検工場で、事前に見積もりを取っておきましょう。
3. 注意事項
- 車検の有効期限が切れてしまう前に、車検を受ける必要があります。
- 車検を受ける前に、車の点検整備をしておくことをおすすめします。
- 車検工場によっては、予約が必要となります。
- 車検当日は、時間に余裕を持って行きましょう。
- 車検場内では、指定された場所に車を駐車しましょう。
- 車検手続き中は、車から降りてはいけません。
- 車検に合格すると、新しい車検証が発行されます。
【車検切れのリスク】
車検切れで公道を走ることは、以下のリスクがあります。
- 事故のリスクが高まる
- 車検切れの車は、整備不良の可能性が高く、事故を起こすリスクが高くなります。
- 違反点数6点と30日間の免許停止
- 車検切れ状態で公道を走ると、道路運送車両法違反となり、違反点数6点と30日間の免許停止処分を受けます。
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
- 悪質と判断されると、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられることもあります。
- 自動車税の加算課税
- 車検切れの期間に応じて、自動車税が加算課税されます。
- 任意保険の金銭支払い拒否
- 車検切れの場合は、任意保険の金銭支払いが拒否される可能性があります。
2. 車検切れになってしまったら
万が一、車検切れになってしまった場合は、以下の措置を取る必要があります。
- 速やかに車検を受ける
- 車検切れの状態で公道を走ることは違法です。速やかに車検を受けるようにしましょう。
- 仮ナンバーを取得する
- 車検工場まで車を移動する必要がある場合は、仮ナンバーを取得する必要があります。
- 違反金等を支払う
- 車検切れの状態で公道を走ったことにより、違反金等を支払う必要があります。
3. 車検切れを防ぐための対策
車検切れを防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 車検証に記載されている車検有効期限を忘れずに確認する
- 車検時期が近づいたら、早めに車検工場に予約する
- 車検工場によっては、車検時期が近づくとリマインドしてくれるサービスがある
- 自分で車検時期を管理するのが苦手な人は、代行業者に依頼する
【2024年最新情報】
- 車検有効期限の電子化
2024年5月13日より、車検証の有効期限が電子化されます。これにより、車検証を持ち歩かなくても、スマートフォンなどの端末で車検有効期限を確認できるようになります。
- 車検制度のオンライン化
2024年秋頃より、車検制度がオンライン化されます。これにより、車検申請や手数料の支払いなどをオンラインで行えるようになります。
2. 2024年法改正ポイント
- 排気ガス規制の強化
2024年10月1日より、排気ガス規制が強化されます。これにより、より環境に優しい車検基準が導入されます。
- 自動運転車の車検
2024年4月1日より、自動運転車の車検が義務化されます。これにより、自動運転車の安全性を確保するための基準が設けられます。
- 車検代金の値上げ
2024年7月1日より、車検代金が値上げされる予定です。これは、人件費や部品価格の高騰などが原因と考えられています。
車検切れは、様々なリスクを伴います。車検は必ず期日までに受け、安全運転を心がけましょう。
それでは、良いカーライフを!!